お母さんと赤ちゃんに優しい逆子治療法

逆子について

逆子とは

逆子(さかご)は、通常の出産時の赤ちゃんの向きとは逆で、赤ちゃんが頭を上にしてお尻や足が下にある状態のことを指します。通常、出産時には赤ちゃんが頭を下にした状態で産道を通るため、逆子の場合は分娩が難しくなる可能性があります。

逆子の灸治療とは

逆子の灸治療とは

逆子の灸治療は身体の気の巡りを調整し、逆子を治す効果があるツボへお灸をして胎児が回転しやすい子宮をつくります。

逆子のツボ『至陰(しいん)』

至陰は、東洋医学における経穴(ツボ)の一つで、特に逆子の治療に使われることで知られています。
至陰は、足の小指の外側、爪の生え際にあります。
現代医学的には至陰をお灸で刺激することで子宮の血流が良くなるといわれています。血流が良くなった子宮は柔らかくなり、胎児が回転しやすくなります。
至陰へのお灸はじんわりとした温かさで子宮に伝わり、赤ちゃんの動きを促します。

逆子に灸治療が良い理由

鍼灸は、妊婦さんの身体に優しく、自然な方法で赤ちゃんの向きを調整する助けになります。
病院での逆子の矯正では『外回転術』という方法を行う事がありますが、母子共にリスクが伴います。それに比べ鍼灸は優しい刺激での治療法になるのでリスクが少ないです。

逆子治療の安全性

鍼灸は薬や手術を使わないため、妊娠中の身体に負担をかけることなく、赤ちゃんの向きを調整することができます。
「至陰(しいん)」というツボは、妊婦さんの血行を良くし、子宮の環境を整えるため、赤ちゃんが自然に動きやすい状態を作ります。このツボへのお灸は、東洋医学の長い歴史の中で使われてきた方法であり、現代でも多くの妊婦さんが利用しています。
また、至陰は安産のツボとしても古来から使われてきており、鍼灸施術が原因で流産になるという心配もありません。

医療連携

施術を安心・安全に受けて頂くために、主治医の先生へは『診療情報提供書』を送らさせていただきます。

※患者様の希望で主治医への報告を望まれない場合は書類は書きません。また、報告を望まれないからといって施術を行わないという事もありませんのでご安心ください

安全に施術を行うために

基本的に鍼灸施術をしたことにより早産になるという事はありませんが、元から早産のリスクがある方の場合ですと施術によって助長させてしまうケースがあります。そのため、そういった方には主治医の了解を得てから施術させて頂きます。

治療に来られる方へ

施術は主に足を使います。体質に合わせたツボ選びをしますので膝が出せるような服装で来ていただけると幸いです。
また、逆子以外にも腰痛やその他の症状がある場合には合わせて施術もできますので、施術部位が出せる服装で来ていただけると幸いです。

初診料
2000円
逆子の灸治療
6000円